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アイナボホールディングス---18年9月期増収の見通し、戸建住宅事業が堅調に推移


アイナボホールディングス<7539>は14日、2018年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.1%増の631.99億円、営業利益が同20.3%減の15.25億円、経常利益が同18.6%減の17.09億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.8%減の11.13億円となった。

戸建住宅事業の売上高は前期比1.8%増の565.97億円、セグメント利益は同2.4%増の21.80億円となった。建材販売及び建材工事については、比較的高額なタイルの需要が増加したことに加えて、分譲向け玄関タイルのスペックインが増加した。サイディング工事は前年並みで推移したが、ハウスメーカー向けの外壁タイル工事が増加したことやサッシの販売が好調に推移し、売上が伸長した。住宅設備機器販売及び住宅設備工事は、住宅メーカーなどの大口ユーザー先へのユニットバス等のスペックアウトがあったが、新規工務店向けの販売及び工事が増加したことにより、売上は前年を上回った。

大型物件事業の売上高は前期比3.7%減の66.01億円、セグメント利益は同36.8%減の3.73億円となった。タイル工事は、工事の進捗は順調に推移したが、新築マンションの着工減の影響や前期からの受注量不足もあり、売上は前年を下回った。また、複数の不採算物件が発生したため、損益を圧迫する要因となった。住宅設備工事については、集合住宅向けの水回り工事は大型物件の受注もあり前年並みとなった。空調工事は、安定した公共工事の発注状況を背景に前年並みで推移した。

2019年9月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.4%増の698.00億円、営業利益が同21.3%増の18.50億円、経常利益が同20.5%増の20.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.9%増の12.90億円を見込んでいる。主な戸建住宅事業については、新規工務店の開拓件数拡大や既存顧客のシェアアップをはかるために、取扱い商材の拡充や工事領域の拡大を図っていくとしている。



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