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日本BS放送---4月に大型の番組改編を実施、良質な番組制作と広告宣伝により費用が増大するも着実な歩み


日本BS放送<9414>は4日、2018年8月期第3四半期(17年9月-18年5月)連結決算を発表した。売上高が91.95億円、営業利益が20.64億円、経常利益が20.62億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が14.00億円となった。
2018年8月期第2四半期より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比の記載はない。

2018年4月の番組改編では、「本格思考・本物指向」をキーワードに、良質な番組制作による視聴世帯数の増加を目的として、月曜日から金曜日までのゴールデンタイムの番組を2時間枠に拡大するなど、今までにない番組編成にした。新番組では、「世界の国境を歩いてみたら・・・」、「ディスカバリーチャンネル傑作選未知の映像博物館」、「ザ・チーム勝利への方程式」の放送を開始した。リニューアル番組として、「報道ライブインサイドOUT」は、国内外の政治・経済を中心により分かりやすく、よりジャーナリスティックな報道番組として生まれ変わった。さらに、特別番組として、「NBAバスケットボールプレーオフ中継2017-18」、「有田焼・白磁人間国宝井上萬二~三代に伝承される技と美~」を放送した。

このほか、ローカル局とのコラボレーション施策として、2018年3月には石川テレビと「すさんぽ~声優さんが巡る金沢カワイイ散歩~」、4月にはKBS京都と「京都夜桜生中継2018春らんまん、大覚寺花の調べ」、テレビ大分とは「大分国東半島六郷満山1300年」を共同製作し放送した。視聴者のニーズを捉えた良質な番組制作や、これまでとは異なる番組編成等が、売上増加に寄与した。費用面は、前述の番組改編に伴う新番組・リニューアル番組などの番組関連費用等の効率的なコントロールに努めながら、番組宣伝のための施策を大幅に充実させ、全国紙・地方紙への広告出稿を実施したほか、首都圏主要駅への看板掲出やラジオCM、ローカル局でのテレビCMなど、様々な媒体を活用した広告宣伝施策を戦略的且つ効果的に実施した。

2018年8月期通期の連結業績予想については、売上高が130.00億円、営業利益が22.40億円、経常利益が22.45億円、親会社株主に帰属する当期純利益が15.45億円とする計画を据え置いており、着実に推移している。



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