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萩原電気 Research Memo(5):自動車生産の動向によっては再度上方修正の可能性も


■今後の見通し

1. 2018年3月期の業績見通し
萩原電気<7467>の進行中の2018年3月期の連結業績は、売上高107,000百万円(前期比5.2%増)、営業利益3,450百万円(同11.3%増)、経常利益3,400百万円(同11.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,250百万円(同2.3%増)が見込まれており、期初予想(減益予想)から上方修正された。セグメント別では、デバイスビジネスユニット事業が88,000百万円(同4.9%増)、ソリューションビジネスユニット事業が19,000百万円(同6.3%増)を見込んでいる。

通期の予想は上方修正されたが、上半期の実績が期初予想を上回った分を通期の期初予想に加えただけであり、言い換えれば下半期の予想は期初と変わっていない。上半期の実績から判断すると、下半期も好調に推移することが予想されるが、会社側は「自動車分野での自動化、IT化、安全化などはさらに進むと予想される。そのため、下半期も人材や新規事業に向けての先行投資(仕込み)を積極的に継続する予定であり、その分の費用増を見込んでいることから、現時点では通期の予想を堅めに見ている」と述べている。しかしこれらの経費は、同社がコントロールすることが可能な費用であるため、今後の状況によっては通期業績も上方修正される可能性はある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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