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注目銘柄ダイジェスト(前場):LINE、ヤフー、タカタなど


LINE<3938>:3845円(-375円)
急落。17年12月期の第1四半期の営業利益は前年同期比24.6%減の40.25億円と、コンセンサス(63億円程度)を下振れたことが嫌気されている。従業員報酬費用、TVCM等の実施によるマーケティング費用、LINEモバイルのシステムの開発などによる認証及びその他のサービス費用の増加などが重しとなった。なお、野村証券は「新規事業に対する積極投資等による減益であり、構造的な収益悪化ではない」と指摘している。


ルネサス<6723>:1029円(-109円)
急反落。半導体大手である同社の経営再建が完了すると一部メディアが報じている。官民ファンドの産業革新機構は、株式の約69.2%を保有する筆頭株主だ。再建完了に伴い、最大19.1%を5月にも売却するとされている他、同社が年内にも数千億円規模の公募増資に踏み切る見通しと報じられたことで、将来的な需給悪化懸念が先行する流れとなっている。


ヤフー<4689>:473円(-52円)
急落。17年3月期の決算を発表。営業利益は前期比14.6%減の約1920億円で着地し、コ
ンセンサス(2050億円程度)を下振れた。しかし、第4四半期連結会計期間に発生した
アスクル<2678>の物流センター火災に伴う損害額130億円を計上した影響でサプライズ
は特段ない。むしろ、18年3月期の営業利益が、先行投資の拡大により前期実績を下回
るとの見通しが示されたことがネガティブ視されているようだ。


三菱重工<7011>:436.7円(-18.6円)
大幅反落。17年3月期の通期予想の下方修正を発表。営業利益は2400億円から1500億円と大幅に引き下げており、コンセンサス(2280億円程度)を下振れる修正が嫌気されている。エネルギー・環境ドメインにおける、火力事業の売上高減少、交通・輸送ドメインにおける、商船のコスト悪化や国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発費用増加などが下押し要因となった。なお、期末配当予想は1株当たり6円(年間12円)を据え置いている。


タカタ<7312>: - 円( - 円)
売買停止。欠陥エアバッグのリコール問題に関連し、同社が新旧分離型の法的整理案
を検討していると報じられている。米KSSの設立する新会社がエアバッグなどの事業を
買い取り、旧会社にリコールに関する債務を残して弁済を担わせる方針のようだ。ト
ヨタ自<7203>などの大口債権者は、同枠組みを適用することで大筋合意したとされて
いる。本日8時20分から真偽確認のため、売買停止となっている。


ナガオカ<6239>: - 円( - 円)
ストップ高買い気配。子会社である中国の那賀日造設備(大連)有限公司がスクリーン・インターナルを大口受注したと発表している。受注金額は4454万3000元(日本円で7.46億円)。当該案件は工事進行基準を適用しているが、17年6月期通期業績への影響は現行の業績予想に織り込み済みという。納期が18年4月であり、生産工程の大部分は18年6月期に予定されている。


オールアバウト<2454>:993円(+88円)
一時ストップ高。17年3月期業績と配当予想の修正を発表している。営業利益見通しは従来の3.00億円から5.40億円(16年3月期は0.75億円)へと引き上げた。マーケティングソリューションでは動画広告の普及やネットワーク広告が好調に推移し、コンシューマサービスでも主力のサンプル百貨店における会員増、商品拡充等により売上が想定を上回った。従来未定としていた期末配当は1株当たり3.00円(同1.5円)としている。


アカツキ<3932>:6060円(+520円)
年初来高値更新。開発中のスマートフォンゲーム「八月のシンデレラナイン(ハチナイ)」の配信を6月末に決定したと発表している。17年春の配信開始予定として開発を進めていたが、より品質を高めるため6月末配信に改めた。最新情報については公式サイトやtwitter等で近日中に公開予定としている。「ハチナイ」は「青春×女子高生×高校野球」をテーマにした「青春体験型野球ゲーム」で、事前登録者数は18万人以上になっているという。




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