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プラッツ<7813>---介護ベッド市場の成長で19/6 期は過去最高益を更新する計画


ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』2月16日放送において、プラッツ<7813>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 三井 智映子)

Q、どういった会社でしょうか。
プラッツ <7813> は福岡県に本拠を置く介護用電動ベッドの専業メーカーです。 1992 年創業で、介護用電動ベッド市場への参入は 1997 年と後発ながら、 国内の在宅介護用ベッド市場において、販売台数ベースで市場シェア第 2 位のポジションを占めています。


Q、プラッツの強みについて詳しく聞かせて下さい。
プラッツの強みは高品質 ・ 高機能 ・ 低価格の 3 要素を高次元で実現している点にあります。それを可能にしているのは、ブラッツ単体ベースで 85 名というコンパクトな組織、ベトナムにおけるファブレス生産、連結子会社による最終組立と品質管理、 顧客の声を形にした商品の企画 ・ 開発、などの各要素です。これらを武器に、業界内で独特のポジショニングを確立しています。
介護ベッド市場は介護保険制度の枠内で利用されることが中心となっています。市場拡大のトレンドは 2050 年頃まで継続するとみられており、成長が期待できる分野です。


Q、足元の業績はいかがでしょう。
プラッツ<7813>は2月3日、2017年6月期第2四半期(2016年7-12月期)の決算を発表しました。売上高は前年同期比18.2%減の18.15億円、営業損失は0.27億円(前年同期は0.42億円の利益)、経常利益は同34.4%増の0.89億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同77.0%増の0.73億円となりました。
収益面では、2018年に予定されている介護保険制度改正について厳格化される政府方針を受けて、福祉用具流通市場での介護用電動ベッドの需要が低迷したこと、また、2016年11月販売開始予定であった医療介護用電動ベッド「Rafio(ラフィオ)」の販売が1月に延期された影響もあり、福祉用具流通市場での販売実績は前年同期比23.4%減の13.82億にとどまりました。
一方、高齢者福祉市場では新規開拓など営業強化により販売実績は前年同四半期比12.7%増の2.92億円と堅調に推移しています。
海外市場では中国で高齢者施設の案件獲得に注力し、販売実績も好調です。
通期業績予想については、期初予想値を据え置いています。


Q、中長期的な見通しについても教えてください。
プラッツは 2017 年 6 月期− 2019 年 6 月期の 3 ヶ年中期経営計画に取り組んでいます。最終年度の 2019 年 6 月期には過去最高の利益を更新する計画となっています。
2016 年 6 月期は 2018 年度の介護保険制度改正への警戒感などから市場が縮小し、 円安 もあいまって業績が大幅に悪化。しかしながら、 2017 年 6 月期は過度な懸念は収まって 国内市場は安定化する一方、 海外市場や新規事業での拡販によって増収増益に転じてくると予想しています。フィスコでは、 2017 年 6 月期予想及び中期経営計画の業績計画について、為替レート変動や制度改正などの不確実な要因はあるものの、十分達成可能であると考えています。


Q、配当性向についても教えてください。
プラッツは株主還元を経営における重要課題と位置づけ、利益水準や将来の事業展開等を総合的に勘案しながら、配当額の決定に当たっては、 配当性向 30% を “目標配当性向” として設定し、それに沿って行うことを明示しています。
2016 年 6 月期は、 一時的な業績の落ち込みとなりましたが、 48 円の配当を行いました。2017 年 6 月期は収益の回復で期末に 96 円の配当予想 を公表しています。1 株当たり利益を 322.06 円と予想しており、 これに基づく配当性向は 29.8% となります。


ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送




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