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注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、ローツェ、アルファクスなど



ソフトバンクG<9984>:8673円(+3円)
買い優勢。米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループを総額33億ドル(約3770億円)で買収すると前日に発表しており、引き続き関心が向かっている。ソフトバンクの負担額は数百億円程度の見通し。サウジアラビアと共同発足させるファンドと合わせれば運用額は20兆円規模となることから、買収によるノウハウ取り込みへの期待感は高いようだ。


東芝<6502>:202.8円(-6.9円)
軟調。半導体事業の売却時期を4月以降に先送りする方針を固めたことで、東証2部への降格がほぼ確定となり嫌気されている。有利な条件で売却するため、株式の過半売却なども含め条件調整し、応札企業との再交渉や新たな入札参加企業も募るようだ。また、同社グループと取引のある国内企業は1月末時点で1万3603社と、この1年半で4割減少(帝国データバンク調べ)と報じられていることも売りに繋がっている。


ローツェ<6323>:2666円(+451円)
急騰。韓国子会社RORZE SYSTEMS CORPORATIONが総額約7900万ドル(約90億円)の製品を一括受注したとの発表が材料視されている。韓国子会社の17年12月期に売上計上され、同社の18年2月期の連結売上高に含まれる見込みのようだ。営業機密保護要請に基づき、受注相手先、受注製品など詳細は公表できないとしている。17年12月期への影響はないものの、大型受注による将来的な業績期待が先行する格好に。


アサヒグループ<2502>:4022円(+100円)
変わらずを挟んで急反発。17年12月期の通期予想は事業利益で前期比11%増の1650億円とした。「Peroni」ブランド等の買収効果などが牽引する見通しのようだ。みずほ証券では「会社予想に含まれてない「PilsnerUrquell」の買収分を含む海外主導の成長加速」についても注目と指摘。また、欧州事業の無形固定資産償却(42億円)前で155億円の営業利益見通しもやや保守的と。


アルファクス<3814>:1040円(+150円)
ストップ高。昨年6月より特許出願していた「飲食店経営管理システム」拡張機能の「自動発注システム」に関して、今年1月13日に特許取得したと発表している。「自動発注システム」は、あらかじめ提供するメニューに使用される食材の量(メニューレシピ)を登録し改変していくことで、POSシステム等から集計されるメニューの出数から当日の在庫等も考慮し、自動的に食材あるいは備品の正確な補充を実現するシステムという。


YKT<2693>:200円(-30円)
大幅反落。16年12月期決算を発表している。営業利益は前期比4.4%増の4.10億円となり、1月27日に発表した修正予想(期初計画の1.60億円から4.10億円)どおり着地した。一方、17年12月期の通期業績については、営業利益で同61.0%減の1.60億円との見通しを示している。為替相場が円安基調であることや大型機の販売等により利益率の低下が見込まれるという。前日に株価が急伸した反動もあり、利益確定売り優勢となっている。


研創<7939>:433円(+54円)
一時ストップ高。株主優待制度を新設すると発表している。毎年3月末時点で100株(1単元)以上を保有している株主にクオカード500円分、1000株(10単元)以上を保有している株主にクオカード1000円分を贈呈する。優待利回りは前日終値ベースで1.3%(100株保有時)となる。


ユーザベース<3966>:4170円(+155円)
大幅に5日続伸し上場来高値更新。グループ会社のニューズピックスが運営する経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」における人気特集「イノベーターズ・トーク」のオーディオブックを、Amazonの定額制サービス「Audible」で提供開始したと発表している。「イノベーターズ・トーク」は、各界の最前線で活躍する人物が現在注目しているテーマについて語り合う有料インタビュー・対談(鼎談)企画記事という。



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