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ジャクソンホール会議を控えた持ち高調整の動き【クロージング】


*16:44JST ジャクソンホール会議を控えた持ち高調整の動き【クロージング】 21日の日経平均は3日続落。278.38円安の42610.17円(出来高概算17億4000万株)で取引を終えた。米ハイテク株安や円高傾向を受けて半導体や自動車関連株などを中心に売りが先行した。その後、プラスに転じる場面があったものの、21日から始まるジャクソンホール会議を控えた持ち高調整の売りが続き、後場終盤には42564.30円まで下げ幅を広げる場面があった。ただ、米国の利下げ期待を背景にした先高期待は根強く、株価水準が切り下がると押し目を拾う動きもあり、売り一巡後は下げ渋りを見せた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が過半数を占めた。セクター別では、非鉄金属、鉄鋼、パルプ紙、鉱業、化学など10業種が上昇。一方、医薬品、輸送用機器、建設、陸運、食料品など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、コナミG<9766>、フジクラ<5803>、KDDI<9433>がしっかりだった半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、第一三共<4568>、中外薬<4519>、ファーストリテ<9983>が軟調だった。

前日の米国市場で主要株価指数は高安まちまちだったが、テック株中心に売られたことが、東京市場にも響いた。また、円相場が一時1ドル=147円台前半へと円高傾向にあることも手掛けにくくさせた。一方、前日に急落したフジクラや古河電<5801>、住友電<5802>には押し目買いが入り、AIサーバー向けの銅箔の生産体制増強を発表した三井金<5706>が上場来高値を更新した。また、アクティビストの保有が判明した宝HLD<2531>はストップ高まで買われた。

ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え、発言内容を見極めたいとの雰囲気が強く、積極的に売り買いを仕掛ける向きは少なかったようだ。昨年の講演では、明確に利下げを示唆する発言をしたが、足元の米国経済指標はまだら模様で、「利下げの判断にはさらなるデータが必要」との従来見解を示す可能性も残る。利下げに関する発言が出なければ、投資家はタカ派的と受け止め、波乱展開に陥る可能性もある。



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