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NY株式:NYダウは374ドル高、早期利下げや中東情勢の鎮静化期待


NY株式市場は大幅に上昇し、NYダウ平均は374ドル高で終了しました。市場は初期の中東情勢悪化への懸念で下落しましたが、その後、FRBの早期利下げ示唆や中東情勢の一時的な鎮静化の期待により上昇に転じました。中東でのイランの核施設攻撃やその後の報復行動に警戒が強まりましたが、カタールによるミサイル迎撃報告が情勢の落ち着きを示唆しました。テスラはテキサス州での自動運転ロボタクシー開始を受けて上昇。また、フィンテック企業のファイサーブがペイパルやサークルと提携し、新たなステーブルコインを発表したことも相場を支える一因となりました。エネルギーセクターは下落しましたが、自動車関連は好調でした。

*05:33JST NY株式:NYダウは374ドル高、早期利下げや中東情勢の鎮静化期待 米国株式市場は上昇。ダウ平均は374.96ドル高の42581.78ドル、ナスダックは183.57ポイント高の19630.98で取引を終了した。

軍のイラン核開発施設攻撃を受けた中東情勢の悪化懸念に寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が7月の利下げを支持する可能性を示唆すると早期利下げ期待に相場は上昇に転じた。同時に中東各国が一時的な空域閉鎖を発表、イランは報復攻撃を開始したとの報道で、警戒感が強まり、再び大きく売られた。しかし、カタールがミサイルを迎撃、犠牲者はないことを発表すると限定的な報復攻撃にとどまるとの情勢鎮静化への期待に買い戻しが加速。終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はテキサス州で自動運転ロボタクシーサービスを開始したことが好感され、上昇。フィンテックのファイサーブ(FI)はオンライン決済のペイパル・ホールディングス(PYPL)、ステーブルコイン会社のサークル(CRCL)と提携し、自社製ステーブルコインを発表し、上昇。サークル(CRCL)やペイパル・ホールディングス(PYPL)もそれぞれ上昇した。地銀のノーザン・トラスト(NTRS)は銀行のバンク・オブ・NYメロン銀が同行に対し合併の意向を先週伝えたと、ウォ―ル・ストリート・ジャーナル紙が報じ、買われた。

オンライン薬局ヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルス(HIMS)はデンマーク製薬会社のノボ・ノルディクス(NOVO)が同社との肥満治療薬「ウゴービ」を巡る提携を解消したため、下落。競合のイーライ・リリー(LLY)は上昇。バイオのアムジェン(AMGN)は糖尿病治療「マリタイド」を巡る治験の結果が副作用などが報告され目標に満たず、売られた。

住宅建設のKBホーム(KBH)は取引終了後に四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったが、コストの上昇が響き通期の見通し引き下げが嫌気され、時間外取引で売られている。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>
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