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日経平均VIは低下、株価伸び悩みで警戒感の緩和は限定的に


14時5分現在の日経平均ボラティリティー・インデックス(日経平均VI)は、前日比-0.24(1.10%低下)の21.62と低下しています。米株式市場の上昇の影響で日経225先物が上昇し、日経VIは低く始まりました。しかし株価が伸び悩んでいるため、ボラティリティーの高まりに対する警戒感の緩和は限られている模様です。トランプ政権の関税政策の不透明感が引き続き意識されており、日経VIは低下幅を縮小しています。日経VIは、将来1か月の市場の変動予想を示し、通常は日経平均株価と逆相関しますが、急上昇した後は20~30の範囲に戻る傾向があります。

*14:12JST 日経平均VIは低下、株価伸び悩みで警戒感の緩和は限定的に 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.24(低下率1.10%)の21.62と低下している。なお、今日ここまでの高値は21.72、安値は20.66。

昨日の米株式市場で主要指数が大幅に上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。市場では引き続きトランプ米政権の関税政策の不透明感が意識される中、今日は取引開始後の買い一巡後は株価が伸び悩む展開となっていることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は次第に限定的となり、日経VIは低下幅を縮める動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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