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東京為替:ドル・円は伸び悩み、午後はやや失速


24日の東京市場で、ドル・円は米10年債利回りの上昇に支えられ一時149円95銭まで上昇したが、150円付近での売り圧力により失速。午後には再び149円70銭付近でもみ合う展開となった。ユーロ・円は上昇し、ユーロ・ドルも1.0849ドルまで値を上げた。 市場にはいくつかの注目発言があり、チポローネECB専務理事は金融緩和の可能性について言及。日本の加藤財務相は、デフレ克服がまだとの意見を述べ、為替の安定的な推移を強調。植田日銀総裁は国債削減の方針を示した。また、中国の李強首相は国際社会の分断に対し、政策強化と市場原理の推進策が必要と述べた。

*17:09JST 東京為替:ドル・円は伸び悩み、午後はやや失速 24日の東京市場でドル・円は伸び悩み。米10年債利回りの上昇基調でドル買いが先行し、午前中に149円40銭から149円95銭まで値を上げた。ただ、150円付近の売りが意識され失速。午後も上値の重さが嫌気され、149円70銭付近を中心にもみ合う展開に。
・ユーロ・円は161円67銭から162円51銭まで上昇。
・ユーロ・ドルは1.0816ドルから1.0849ドルまで値を上げた。
・日経平均株価:始値37,841.68円、高値37,841.68円、安値37,608.49円、終値37,608.49円(前日比68.57円安)
・17時時点:ドル円149円60-70銭、ユーロ・円162円20-30銭
【要人発言】
・チポローネ欧州中銀(ECB)専務理事
「現在の状況では一段の金融緩和が考えられる」
「インフレ目標は前回の予測よりも早く達成される可能性」
・加藤財務相
「日本はまだデフレを克服できていない」
「為替、ファンダメンタルズを反映して安定的に推移すること重要」
「為替、行き過ぎた動きに対しては適切に対応」
・植田日銀総裁
「今後の金融調整で国債売却を排除しているわけではない」
「長期国債、ただちに市場で売却はできない、少しづつ削減」
「保有ETFの評価益、24年度上半期で33兆円」
「保有ETFの評価益、日経平均1000円下落なら1.8兆円減少」
・李強・中国首相
「国際社会の分断、市場と企業を開放しリスクと課題に立ち向かうことが必要」
「政策強化と市場原理推進策の組み合わせに重点的に取り組む」
【経済指標】
・特になし



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