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日経VI:上昇、強弱材料混在し市場心理は大きく傾かず


24日の東京市場では、日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が前日比+0.32(1.49%上昇)の21.86となりました。この動きは、先週末の米株式市場での主要3指数の上昇を受けたものです。また、東京市場取引中に堅調に推移したダウ平均先物も支えとなりました。しかし、トランプ米政権の関税政策に対する不透明感が残り、投資家は慎重な姿勢を維持しています。これにより、市場心理は特定の方向に大きく偏ることなく、日経VIはおおむね先週末の水準近辺を維持しました。

*16:35JST 日経VI:上昇、強弱材料混在し市場心理は大きく傾かず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比+0.32(上昇率1.49%)の21.86と上昇した。なお、高値は21.87、安値は21.34。先週末の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。また、東京市場の取引時間中に、ダウ平均先物が時間外取引で堅調に推移したことも安心感となった。一方、トランプ米政権の関税政策の不透明感が引き続き意識され、投資家心理を慎重にさせ、こうした強弱材料が混在する中、市場心理が一方向に大きく傾くことはなく、今日の日経VIは取引期間中は概ね先週末の水準近辺での推移となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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