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日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和


14日、日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)が前日比-2.14の24.77に低下しました。これは、日経225先物が底堅い展開をみせたためです。昨日、米株市場は大幅に下落しましたが、東京市場では売り買いが交錯し、最終的に株価が堅調に推移。これに伴い、市場での警戒感が緩和されました。ボラティリティ指数である日経VIは、株価の急激な変動に対して先行的に上昇するものの、今はその必要性が低下した状況です。市場にはトランプ関税、米景気後退懸念、地政学的リスク、日銀の利上げ観測、石破首相の商品券問題などが影響していますが、記事の日の取引では大きな影響が見られませんでした。

*16:35JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感が緩和 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比-2.14(低下率7.95%)の24.77と低下した。なお、高値は26.89、安値は24.66。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したが、今日の東京市場は売り買いが交錯して始まった。日経225先物は取引開始後に下落する場面があったが、売り一巡後は上昇に転じ、その後も底堅い展開となった。市場では、トランプ関税の不透明感や米景気後退懸念、地政学リスク、日銀の追加利上げ観測に加え、石破首相の商品券問題など警戒材料が多いが、今日は株価が堅調に推移したことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和。日経VIは昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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