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日経平均VIは低下、株価堅調で警戒感が緩和


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が2.07ポイント低下し、24.84となっています。昨日の米株大幅下落にもかかわらず、本日の東京市場では売り買いが交錯しつつも日経225先物などが上昇に転じ、堅調な株価の展開が続いています。このため市場のボラティリティーが高まることへの警戒感が和らいでいます。市場に不安材料は多いものの、現状では株価の安定がVIに影響を及ぼしています。日経平均VIは、日経平均株価との逆相関を持ち、急落時に急上昇しやすい性質を持つボラティリティー指数です。

*14:08JST 日経平均VIは低下、株価堅調で警戒感が緩和 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-2.07(低下率7.69%)の24.84と低下している。なお、今日ここまでの高値は26.89、安値は24.75。

昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したが、今日の東京市場は売り買いが交錯して始まった。日経225先物は取引開始後に下落する場面があったが、売り一巡後は上昇に転じ、その後も底堅い展開となっている。市場では、トランプ関税の不透明感や米景気後退懸念、地政学リスク、日銀の追加利上げ観測に加え、石破首相の商品券問題など警戒材料が多いが、今日は株価堅調に推移していることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和。日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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