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NY為替:ドル・円は反転、米1月JOLT求人件数は市場予想を上回る


ニューヨーク外為市場でドル・円は一時148円11銭まで上昇しましたが、147円78銭で引けました。この変動は、米1月JOLT求人件数が予想を上回ったためにドル買いが進んだことによります。しかし、トランプ大統領のカナダ産鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げ発表を受け、貿易摩擦が懸念されリスク回避の円買いと、景気悪化によりFRBの利下げを織り込むドル売りが起こりました。その後、米国とカナダの合意が報じられ、貿易摩擦懸念が和らぎました。また、ユーロ・ドルはウクライナ停戦期待とドイツの金利上昇見通しにより上昇しました。

*07:01JST NY為替:ドル・円は反転、米1月JOLT求人件数は市場予想を上回る 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円11銭まで上昇後、147円03銭まで反落し、147円78銭で引けた。米1月JOLT求人件数が予想以上に増加したためドル買いが強まった。その後、トランプ大統領がカナダ産鉄鋼とアルミニウム関税率を50%に引き上げると発表する一方で、カナダも次期首相が関税維持を主張するなど、貿易摩擦悪化を警戒し、リスク回避の円買いや景気悪化による連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを織り込むドル売りに転じた。その後、ウクライナ停戦期待が広がったほか、米国とカナダが関税や米国への電力を巡り合意したため、摩擦悪化懸念が緩和し、下げ止まった。

ユーロ・ドルは1.0894ドルから1.0947ドルまで上昇し、1.0919ドルで引けた。ドイツ緑の党が防衛費巡り週内合意の可能性が報じられ金利上昇に伴うユーロ買いや、ウクライナが米国提案のロシアとの30日間停戦を受け入れる用意があるとの発表をうけ停戦期待に伴うユーロ買いが一段と強まった。ユーロ・円は160円62銭から161円79銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2920ドルから1.2966ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8820フランから0.8826フランまで下落した。

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