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今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが一段と強まる可能性は低い見通し


ユーロは過去数年で大きな変動を見せてきましたが、最近は混合した要因が見られます。かつての急落後、1.1ドル台まで戻しており、ユーロ・円も175円16銭に達しています。しかし、リスク選好的にユーロを買い進め、円を売る動きが強まる可能性は低いという予測です。欧州中央銀行(ECB)はユーロ安を警戒し、利下げを慎重に進めています。一方で、日本銀行は今週の会合で追加利上げを検討中であり、これがユーロ買いの動きに影響します。ユーロ売り要因としては、ECBの利下げ継続やユーロ圏経済の停滞懸念、欧米とロシアの対立が挙げられます。逆にユーロ買い要因には、ECBの大幅利下げの可能性が低い点や日本の利上げが市場に織り込まれていることが考えられます。

*08:15JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りが一段と強まる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)はユーロ安を考慮して利下げを慎重に進める方針だが、日本銀行は今週開催の金融政策決定会合で追加利上げを決める可能性があるため、リスク選好的なユーロ買い・円売りが一段と強まる可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・ECBは利下げを継続する可能性
・ユーロ圏経済の停滞懸念
・欧米とロシアの対立継続

【ユーロ買い要因】
・ECBの政策金利が大幅に低下する可能性は低い
・日本銀行による追加利上げは織り込み済み
・主要国の株高

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