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日経VI:大幅に上昇、イベント控え警戒感広がる


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が8日に大幅に上昇し、24.31に達しました。これは前日比+2.52、上昇率11.56%の変化を示します。主に、米株式市場の下落と今後の重要な米雇用指標の発表を控えているため、市場全体でボラティリティの高まりに対する警戒感が広がっています。さらに、今週末の東京市場での株価指数オプション特別清算日(SQ)を控え、不確実性が増している状況です。日経VIは、通常日経平均株価が急落すると急上昇し、株価と逆相関する傾向があります。

*16:35JST 日経VI:大幅に上昇、イベント控え警戒感広がる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比+2.52(上昇率11.56%)の24.31と大幅に上昇した。なお、高値は24.79、安値は22.45。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後は株価は下値の堅い展開となったが、米国で今晩、12月のADP全米雇用リポート、明日は週間の米新規失業保険申請件数、週末10日は12月の米雇用統計と、米雇用・労働関連指標の発表が相次ぐほか、週末は東京市場の株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出日となるなど、内外のイベントを控え、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、今日の日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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