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日経平均VIは上昇、週末にSQ算出や米雇用統計発表控え警戒感継続


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が上昇している。14時5分現在、前日比0.87ポイント(3.99%)増の22.66に達している。昨日の米株式市場の下落を受け、東京市場も影響を受け、日経225先物は下落して始まった。ただし、取引開始後は下値に強さを見せている。 今後の予定として、米国のADP全米雇用リポート、米新規失業保険申請件数、米雇用統計などの主要経済指標が控えており、また東京市場では株価指数オプションのSQ算出日が近づいている。このような内外のイベントを控え、投資家の警戒感が高まっている。日経VIは市場の不安を反映しており、通常弱い逆相関を示す日経平均株価の動向にも注目が集まっている。

*14:07JST 日経平均VIは上昇、週末にSQ算出や米雇用統計発表控え警戒感継続 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.87(上昇率3.99%)の22.66と上昇している。なお、今日ここまでの高値は24.79、安値は22.45。

昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後は株価は下値の堅い展開となっているが、米国で今晩、12月のADP全米雇用リポート、明日は週間の米新規失業保険申請件数、週末10日は12月の米雇用統計と、米雇用・労働関連指標の発表が相次ぐほか、週末は東京市場の株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出日となるなど、内外のイベントを控え、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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