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12月19日のNY為替概況


12月19日のニューヨーク外為市場では、ドル円が一時156円41銭まで下落後、157円81銭まで上昇。主要な動きとして、米FRBの来年の利下げペースが大幅に減速する示唆があり、日銀の利上げ観測も後退。その中で米国の12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を大きく下回る結果が発表され、一時的にドルが売られた。しかし、その他の米国経済指標が改善を見せ、ドル買いが再び勢いを取り戻した。ユーロドルは上昇後下落、ポンドドルも下落、英中銀のハト派的な姿勢が影響した。

*04:53JST 12月19日のNY為替概況  19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、156円41銭へ下落後、157円81銭まで上昇し、引けた。米FRBの来年の利下げペース大幅減速が示され、日銀の1月追加利上げ観測は後退するなか、米国の12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の予想外の大幅悪化がサプライズになったとみられ、一時ドル売りになった。しかし、週次の新規失業保険申請件数、11月の景気先行指数や中古住宅販売件数が軒並み改善し、7-9月期GDP確定値も上方修正されており、その後はドル買い、円売りが再燃・加速した。

 ユーロ・ドルは1.0414ドルへ上昇後、1.0355ドルまで下落し、引けた。ユーロ・円は162円87銭へ下落後、163円80銭まで上昇した。

 ポンド・ドルは1.2621ドルから1.2505ドルまで下落。英中銀会合はハト派的だったとするポンド売りも強まった。ドル・スイスフランは0.8954フランから0.8998フランまで上昇した。

[経済指標]
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.0万件(予想:23.0万件、前回:24.2万件)
・米・失業保険継続受給者数:187.4万人(予想:189.2万人、前回:187.9万人←188.6万人)
・米・12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:-16.4(予想:2.8、11月:-5.5)
・米・7-9月期GDP確定値:前期比年率+3.1%(予想:+2.8%、改定値:+2.8%)
・米・7-9月期個人消費確定値:前期比年率+3.7%(予想:+3.6%、改定値:+3.5%)
・米・11月景気先行指数:前月比+0.3%(予想:-0.1%、10月:-0.4%)
・米・11月中古住宅販売件数:415万戸(予想:409万戸、10月:396万戸)

<KK>
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