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日経VI:小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、11日に前日比で0.71%低下し、22.40となりました。米国市場の下落影響を受け、東京市場も売り優勢で推移しましたが、日経225先物は下値が堅く、調整の範囲内との見方が強まりました。その結果、VIの高まりを警戒するムードは広がらず、一日を通じて低水準を維持しました。日経VIは通常、急激な株価変動と逆相関しますが、今回の状況では投資家の警戒感は限定的で、市場は落ち着きを保ちました。

*16:35JST 日経VI:小幅に低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前日比-0.16(低下率0.71%)の22.40と小幅に低下した。なお、高値は22.80、安値は22.16。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売り優勢の展開となり、日経225先物は概ね昨日の水準を下回って推移した。日経225先物は昨日までの続落で370円上昇した後ということもあり、今日の下げは健全な調整の範囲内との見方も多く、また、今日は株価が下値の堅い展開となったこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、日経VIは一日を通じて昨日の水準を下回って推移する時間が長かった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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