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12月4日のNY為替概況


4日のニューヨーク為替市場で、ドル円は一時151円23銭まで上昇しましたが、その後150円00銭まで下落して取引を終えました。日銀が追加利上げを見送るとの予想が強まり、韓国情勢の安定もあって円売りが優勢となりました。しかし、米国の経済指標が予想以上に悪化し、米国の金利低下を受けてドル売りに転じました。ユーロドルは一時1.0473ドルまで下落しましたが、1.0544ドルまで回復しました。ラガルドECB総裁のネガティブな経済見通しがユーロ売りをけん引しましたが、その後、リバウンドしました。ポンドドルとドルスイスもそれぞれ上昇と下落を見せました。

*05:02JST 12月4日のNY為替概況 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円23銭まで上昇後、150円00銭まで下落し、引けた。

日銀の追加利上げ見送り観測が強まったほか、韓国情勢の安定でウォン円絡みで円売りが優勢となった。その後、米11月ADP雇用統計が10月から伸びが予想以上に鈍化したほか、米11月サービス業PMI改定値や11月ISM非製造業景況指数が予想以上に悪化したため金利低下に伴いドル売りに転じた。パウエルFRB議長の発言や米地区連銀経済報告(ベージュブック)を受けて利下げペース減速の思惑にドル売りが後退した。

ユーロ・ドルは1.0473ドルへ下落後、1.0544ドルまで上昇し、引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が欧州議会で経済に冴えない見通しを示したほか、フランスの政局不安が警戒されユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は、158円66銭から156円99銭まで反落した。日欧金利差縮小観測後退でユーロ買い、円売りが強まったのち、ユーロ売りに押された。

ポンド・ドルは1.2660ドルから1.2721ドルまで上昇した。

ドル・スイスは0.8876フランから0.8827フランまで下落した。

【経済指標】
・米・11月ADP雇用統計:+14.6万人(予想:+15.0万人、10月:+18.4万人←+23.3万人)
・米・11月サービス業PMI改定値:56.1(予想:57.0、速報値:57.0)
・米・11月総合PMI改定値:54.9(速報値:55.3)
・米・11月ISM非製造業景況指数:52.1(予想:55.7、10月:56.0)
・米・10月製造業受注:前月比+0.2%(予想:+0.2%、9月:-0.2%←-0.5%)
・米・10月耐久財受注改定値:前月比+0.3%(予想:+0.2%、速報値:+0.2%)
・米・10月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.2%(予想:+0.1%、速報値:+0.1%)
・米・10月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+0.3%(速報値:+0.2%)


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