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今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低い見通し


ユーロードルの過去数年の動向を振り返ると、2022年には0.9536ドルまで下落したものの、2024年には1.1ドル台に戻すと予想されています。ユーロ円もまた、EU離脱を受けて過去に急落しましたが、2024年には175円台に達しています。現在、日欧の金利差の拡大と円安が続いている中で、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低いと予測されています。これは、欧州中央銀行(ECB)が12月に追加利下げを行う可能性や欧米とロシアの対立が深まっていることが影響しています。

*08:38JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。欧州中央銀行(ECB)は12月に追加利下げを行う可能性はあるが、欧米とロシアの対立はさらに深まっているため、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・ECBによる12月追加利下げ観測
・ユーロ圏のインフレ見通しは不透明
・欧米とロシアの対立深まる

【ユーロ買い要因】
・ECBの政策金利が来年にかけて大幅に低下するとの見方は後退
・日本銀行による金融正常化への期待は後退
・主要国の株高

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