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NY株式:NYダウは382ドル安、CPIを警戒


NY株式市場は反落し、ダウ平均は382.15ドル安で取引を終えた。新たな買い材料がなく、高値からの利益確定売りや景気見通し改善による長期金利の上昇が警戒され、終日軟調に推移した。特に、自動車・自動車部品セクターが大幅下落した。消費者物価指数(CPI)の発表を控える警戒感も売り材料となった。一方、テクノロジー会社のハネウエルやメタ・プラットフォームズは物言う投資家の株式取得報道を受けて上昇。タイソン・フーズは好決算により上昇。管理医療会社のユナイテッドヘルスは、アメディシス買収計画を巡り司法省からの訴訟により株価が下落。イベント会社のライブ・ネーションやショッピファイが好業績により買われた。

*06:38JST NY株式:NYダウは382ドル安、CPIを警戒 米国株式市場は反落。ダウ平均は382.15ドル安の43,910.98ドル、ナスダックは17.36ポイント安の19,281.40で取引を終了した。

過去最高値付近で様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。新たな買い材料なく、さらに、一時的な高値達成感などに利益確定売りに押され、相場は下落に転じた。その後も、景気見通し改善や利下げ観測の緩和を背景とした長期金利の上昇を警戒し、終日軟調に推移。明日に消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感も売り材料となり戻り鈍く、終了。セクター別では、ソフトウエア・サービスが小幅上昇した一方、自動車・自動車部品が大幅下落した。

テクノロジー会社のハネウエル(HON)は物言う投資家のヘッジファンド、エリオット・インベストメント・マネジメントが同社株保有を明らかにし、上昇。ソーシャルネットワーク、フェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)は物言う投資家のバリューアクト・キャピタル・マネジメントによる同社株10億ドル相当の取得が関係筋の話として明らかになり、上昇。肉食品メーカーのタイソン・フーズ(TSN)は四半期決算でコストの低下や鶏肉の強い需要が収益に貢献、さらに第4四半期の調整後の1株利益見通しが予想を上回り、上昇。

クラウドベースの商取引プラットフォームを提供するショッピファイ(SHOP)は第3四半期決算で増収増益を発表、さらに年末商戦に向け楽観的見通しを示し、買われた。イベント会社のライブ・ネーション(LYV)も好決算を好感した買いが継続。管理医療会社のユナイテッドヘルス(UNH)は在宅介護などのヘルスケアサービスを提供するアメディシス(AMED)の買収計画を巡り司法省が独禁法違反の疑いで訴訟を起こし阻止したため、売られた。アメディシス(AMED)も下落。

音楽配信のスポティファイ・テクノロジー(SPOT)は取引終了後に四半期決算を発表。成長率が予想を上回り、時間外取引で買われている。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>
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