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9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは52ドル安、パウエルFRB議長が経済や労働市場の減速示唆


*08:17JST 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは52ドル安、パウエルFRB議長が経済や労働市場の減速示唆 ■NY株式:NYダウは52ドル安、パウエルFRB議長が経済や労働市場の減速示唆

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は52.82ドル安の39,291.97ドル、ナスダックは25.55ポイント高の18,429.29で取引を終了した。

パウエルFRB議長の議会証言を控えて様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。議長が証言で最近のデータで経済や労働市場の減速が見られると言及したため警戒感からダウは下落に転じた。ナスダックはハイテクの買いが継続し、底堅く推移し6日連続で過去最高値を更新し、まちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇した一方、ソフトウェア・サービスが下落した。

銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は好決算への期待にアナリストが投資判断を引き上げ上昇。金融のゴールドマン・サックス(GS)も期待感から買われた。半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。製薬会社のイーライリリー(LLY)は専門誌が同社の肥満治療薬マンジャロの有効性がデンマークの競合、ノボノルディスク(NOVO)のウゴービを上回るとの調査結果を好感し、上昇。会員制倉庫型卸売り・小売り会社のコストコホールセール(COST)はディスインフレにともなうコスト減少で利益率上昇期待に買われた。

航空機メーカーのボーイング(BA)はユナイテッド航空(UAL)が離陸中のボーイング機から降着装置の車輪一つが落下した事象を明らかにし、下落。

パウエル議長は上院公聴会で証言し、さらに良いデータが得られれば利下げを巡る確信が強まると述べた。

(Horiko Capital Management LLC)


■NY為替:パウエルFRB議長が利下げ明確化せず、ドル強含み

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は160円91銭まで下落後、161円52銭まで上昇し、161円30銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会での証言で経済データ次第で会合ごとに政策を決定していく方針を繰り返し、利下げを明確化しなかったため早期の利下げ観測が後退し、ドル買いに拍車がかかった。その後、3年債入札が好調で伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは1.0828ドルへ上昇後、1.0806ドルまで下落し、1.0815ドルで引けた。ユーロ・円は、174円18銭から174円59銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2825ドルまで上昇後、1.2778ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8969フランから0.8991フランまで上昇した。


■NY原油:続落で81.41ドル、米長期金利の下げ渋りを意識した売りが入る

NY原油先物8月限は続落(NYMEX原油8月限終値:81.41 ↓0.92)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-0.92ドル(-1.12%)の81.41ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.25ドル-82.48ドル。米長期金利の下げ渋りやドル高を意識した売りが観測された。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  41.42ドル   +0.80ドル(+1.96%)
モルガン・スタンレー(MS) 102.61ドル  +2.02ドル(+2.00%)
ゴールドマン・サックス(GS)472.83ドル  +8.01ドル(+1.72%)
インテル(INTC)        34.59ドル   +0.60ドル(+1.76%)
アップル(AAPL)        228.68ドル  +0.86ドル(+0.37%)
アルファベット(GOOG)    190.44ドル  -0.04ドル(-0.02%)
メタ(META)           530.00ドル  +0.68ドル(+0.12%)
キャタピラー(CAT)      326.06ドル  -3.00ドル(-0.91%)
アルコア(AA)         40.33ドル   -1.33ドル(-3.19%)
ウォルマート(WMT)      69.90ドル   +0.22ドル(+0.31%) <ST>
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