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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル高基調を維持も157円台は介入に警戒


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル高基調を維持も157円台は介入に警戒 28日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。引き締め的な米金融政策への思惑で、ドル買い継続の見通し。ただ、157円台は日本政府による為替介入への警戒感が強まり、円売り縮小ならドルの上値は抑えられるだろう。

前日はNY休場で薄商いのなか、米10年債利回りは底堅く推移しドル買いに振れる場面もあった。ユーロ・ドルは1.0840ドル付近まで下げ、ドル・円は156円半ばから後半で上昇基調を維持。本日アジア市場は米金利の下げ渋りも動意が薄く、ドル売り地合いに。ユーロ・ドルは1.0870ドル台に浮上し、ドル・円は156円半ばに失速している。日経平均株価は軟調だが、アジア株高で円売りに振れ、ユーロ・円は170円台を維持した。

この後の海外市場はドルの値動きを注視。足元の堅調な米経済指標を背景に連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測は一段と後退し、金利高・ドル高に振れやすい。当局者はタカ派的な政策姿勢を堅持し、ドル・円は156円台で割安感から買戻しが続く見通し。ただ、4月末から5月にかけての157円台での円急伸で、日本の為替介入が警戒される。足元で政府・日銀は円安をけん制し、円売り縮小がドルの重石になる。

【今日の欧米市場の予定】
・22:00 米・3月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.5%、2月:+1.2%)
・22:00 米・3月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+7.30%、2月:+7.29%)
・22:55 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁討論会司会・講演
・23:00 米・5月消費者信頼感指数(予想:96.0、4月:97.0)
・23:30 米・5月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-12.5、4月:-14.5)
・24:30 米財務省・2年債入札
・02:00 米財務省・5年債入札
・02:05 クック米FRB理事、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁討論会参加(AI関連)

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