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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化観測も地政学リスク


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化観測も地政学リスク 5日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用統計の改善で連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的政策が長期化するとの思惑から、ドル買いに振れやすい。ただ、中東の地政学リスクで円買いに振れればドルの重石となりそうだ。

前日発表された米新規失業保険申請件数は市場観測を下回り、引き締め的な金融政策への見方は後退。ただ、中東情勢の混迷で原油相場が強含み、インフレ圧力として意識された。FRB当局者からタカ派的な見解が相次ぎドル高に振れると、ユーロ・ドルは1.0830ドルまで値を下げた。ドル・円は株安を受けた円買いに押され、151円10銭台に軟化した。本日アジア市場も円買い先行でドル・円は一時151円を割り込んだ。

この後の海外市場は米雇用統計が焦点。非農業部門雇用者数は減少、平均時給は低下が予想され、雇用情勢の回復に一服感が広がりやすい。半面、パウエルFRB議長をはじめ当局者はタカ派的な政策を維持したい考えで、利下げ縮小の意見も出始めた。今晩の雇用統計が想定通りなら、ドル・円は再び152円を目指す可能性も。ただ、中東情勢悪化への警戒が高まり、週末に向けリスク回避円買いに振れやすくドルの重石となる。

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・3月建設業PMI(予想:49.9、2月:49.7)
・18:00 ユーロ圏・2月小売売上高(前月比予想:-0.4%、1月:+0.1%)
・21:30 米・3月非農業部門雇用者数(予想:+21.3万人、2月:+27.5万人)
・21:30 米・3月失業率(予想:3.8%、2月:3.9%)
・21:30 米・3月平均時給(前年比予想:+4.1%、2月:+4.3%)
・21:30 カナダ・3月失業率(予想:5.9%、2月:5.8%)
・21:30 コリンズ米ボストン連銀総裁開会あいさつ
・22:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(経済見通し)
・24:00 ローガン米ダラス連銀総裁講演(デューク大)
・01:15 ボウマン米FRB理事講演(金融政策におけるリスクなど)
・04:00 米・2月消費者信用残高(予想:+157.00億ドル、1月:+194.95億ドル)


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