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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化期待もインフレ指標にらみ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米引き締め長期化期待もインフレ指標にらみ 12日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化期待で、ドル買い地合いは継続。ただ、明日以降に発表される米インフレ指標など経済指標を見極める展開となりそうだ。

前日の取引は材料難のなか、14日の欧州中銀(ECB)理事会を前にややユーロ買いに振れた。一方で米10年債利回りは底堅く推移し、ドル売りは後退。この日のユーロ・ドルは1.0710ドル台から1.0760ドル付近に浮上し、ドル・円は146円20銭付近に下落後は小幅に戻す展開に。本日アジア市場は引き続き米金利の上昇基調でドルは下げづらく、ドル・円は円買いに押されながらも146円半ばを維持する展開となった。

この後の海外市場は手がかりが乏しいなか、金融政策にらみ。来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利は現時点で据え置きの公算だが、金融引き締め長期化への期待は継続。ただ、明日発表の消費者物価指数(CPI)は総合指数が前回から上昇、コア指数は鈍化と予想される。翌14日の生産者物価指数(PPI)や小売売上高も強弱まちまちの内容が見込まれ、経済指標を見極めようと様子見ムードが広がりやすい。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・9月ZEW景気期待指数(予想:-15.0、8月:-12.3)
・02:00 米財務省・10年物国債入札


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