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第一三共の下落影響が大きく、全体としては利食いの範囲内【クロージング】


*15:58JST 第一三共の下落影響が大きく、全体としては利食いの範囲内【クロージング】 4日の日経平均は反落。330.81円安の33422.52円(出来高概算14億6000万株)で取引を終えた。前日に大幅高した反動に加え、今夜の米国市場が独立記念日で休場となるため、海外勢の動きも鈍いこともあり、目先の利益を確保する売りが優勢となった。日経平均は前場終盤にかけて下げ幅を広げ、33338.78円まで水準を切り下げた。ただ、第一三共<4568>が一時ストップ安まで売られた個別の影響も大きく、次第に押し目を拾う動きから下げ渋りを見せた。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、銀行、保険、海運、証券商品先物など6業種が上昇。一方、医薬品、パルプ紙、ゴム製品、機械など27業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、クレセゾン<8253>がしっかりだった半面、第一三共、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>が軟調だった。

前日の米国市場は、6月のISM製造業景況指数が市場予想を下回り、金融引き締め継続の観測を後退させ、主要株価指数は小幅高となった。しかし、東京市場においては海外勢のフローが限られるなか、利食い売りが先行する地合いだった。また、前日の米国市場で長短金利の逆転が拡大したため、米国のリセッションの前兆ではないかとの警戒する声も聞かれ、これも買い見送りムードにつながり、日経平均の下げ幅は一時400円を超える場面があった。

本日は利食い優勢とはなったが、相対的に他の海外市場と比べると堅調で、脱デフレを契機とした海外投資家の買いは入りやすいとみる向きが大半であるようだ。また、生成AI関連など世界的な相場のテーマ株が切り返すところを見ると、これまで買い遅れていた向きの押し目買い意欲は強いだろう。海外投資家の日本株買いの流れも不変で、休場明けの米国市場が堅調な展開となれば、日本株も再び騰勢を強める可能性がありそうだ。

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