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金融システム不安への懸念が和らぎ買い戻しが先行【クロージング】


*16:04JST 金融システム不安への懸念が和らぎ買い戻しが先行【クロージング】 17日の日経平均は反発。323.18円高の27333.79円(出来高概算16億4000万株)で取引を終えた。欧米の金融システム不安への懸念が和らいだことを材料に上昇した前日の欧米市場の流れを引き継いで、金融セクターや値がさハイテク株などを中心に買いが先行した、後場に入ると、先物高を受けた買いに27356.15円まで上げ幅を広げる場面もあった。ただし、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、27300円台と日中の高値圏でのもみ合いが続いた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、空運、精密機器、陸運、電気機器、医薬品など26業種が上昇。一方、石油石炭、建設、海運など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>が堅調だった半面、大成建<1801>、ソフトバンクG<9984>、スクリン<7735>、東京海上<8766>が軟化した。

米大手格付け機関によって「投機的水準」に格下げされた米ファースト・リパブリック・バンクを巡り、米銀大手11行が計300億ドル(約4兆円)をファースト銀に預け入れると発表したほか、スイスの金融大手クレディ・スイスにもスイス中銀が資金支援することになったため、このところ市場に覆っていた金融システムに対する警戒感が後退。リスク選好ムードにつながった。東京市場でもこのところ売られていた銘柄を中心に買い戻しの動きが先行した。

欧米の金融不安は当局による迅速な対応で金融市場の動揺をひとまず抑える形となった。しかし、海外の金融問題は依然として不透明なところが多いうえ、来週にはFOMCを控える。世界的に利上げ局面が続く状況では負の影響は避けられず、再び同様な問題が起こる可能性もあると懸念する向きが多い。目先は外部環境の動向や金融当局者の発言に振り回され、神経質な動きが続くことが予想されるだろう。

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