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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドル買いがただちに拡大する可能性低い


25日のドル・円は、東京市場では130円04銭から130円58銭まで反発。欧米市場では130円49銭から129円27銭まで反落し、129円58銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に129円台で推移か。米国金利の先高観は後退しており、リスク選好的なドル買いり・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

カナダ中央銀行は25日、0.25ポイントの追加利上げを決定した。マックレム総裁は一部メディアとの会見で「ある時点で緩やかな利下げが検討されるだろう」と指摘したが、「インフレ率は6%を超えていることから、現時点では一段の利上げが必要かどうかに注目しており、利下げは考えていない」との見方も伝えた。カナダ中銀はこれまでの利上げの累積効果を見極めるために利上げを停止する可能性を示唆しているが、このような対応は市場参加者の多くが想定していた。政策金利についてのカナダ中銀の判断は米連邦準備制度理事会(FRB)とおおむね同じであると言える。利上げを停止しても、利下げに転じる時期を現時点で予測することは困難であり、インフレや雇用に関連する経済データを慎重に分析し、時間をかけて結論を出すことになりそうだ。

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