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今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してドル売り拡大の可能性低い


7日のドル・円は、東京市場で146円71銭から147円56銭まで反発。欧米市場では147円57銭まで買われた後、146円09銭まで反落し、146円61銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に146円台で推移か。米長期金利は下げ渋っているが、米国株高を意識してリスク回避的なドル売り・円買いがさらに拡大する可能性は低いとみられる。

7日の米国株式は強含みとなった。8日に行われる米中間選挙で共和党が上下院で多数党となる可能性があるため、景気減速懸念の後退や不透明感の払しょく期待などで主要株価指数はしっかりとした値動きを見せた。米議会上下両院で共和党が過半数を占める場合、優先政策の推進が容易になるため、エネルギー、防衛など複数の産業が恩恵を受けるとの見方がある。

一部の市場参加者は米国経済の大幅減速が回避された場合、米国の金融政策にも何らかの影響が及ぶと予想している。12月に0.50ポイントの追加利上げが行われる見込みだが、来年1月も0.50ポイントの追加利上げが行われる可能性が高まっている。ただ、インフレ緩和を示すデータが新たに提供された場合、利上げは来年1月が最後となるかもしれない。この場合、2023年の米国経済は現時点の想定を上回る成長を遂げる可能性がある。


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