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NY債券:米長期債相場はもみ合い、2年−10年のイールドカーブは傾斜化


4日の米国長期債相場はもみ合い。米労働省がこの日発表した10月雇用統計を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)は次回12月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で利上げ幅を縮小するとの観測が広がった。2年債利回りは低下したが、10年債利回りは下げ渋った。2年−10年のイールドカーブは一時フラットニングが観測されたが、2年債利回りが低下したことによって傾斜化。10月雇用統計によると、非農業部門雇用者数は市場予想を上回ったが、失業率は3.7%と0.2ポイント上昇。

CMEのFedWatchによると、4日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は62%程度。10年債利回りは米雇用統計発表後に4.203%近辺まで上昇した後、一時4.100%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.158%近辺で推移。

イールドカーブは、スティープニング気配。2年−10年は-49.60bp近辺、2−30年は-40.60bp近辺で引けた。2年債利回りは4.66%(前日比:-5bp)、10年債利回りは4.16%(前日比+1bp)、30年債利回りは、4.25%(前日比:+7bp)で取引を終えた。

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