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米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、自律反発にとどまる可能性


(13時50分現在)

S&P500先物      3,938.80(+6.1)
ナスダック100先物  12,055.30(+21.7)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は40ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


13日の主要3指数は急反落。寄り付きからほぼ一貫して下げ幅を拡大する展開となり、5日ぶりに下げに転じたダウは1276ドル安の31104ドルで取引を終えた。注目の消費者物価指数(CPI)は前年比+8.3%と、前月の+8.5%から伸びが鈍化。ただ、市場予想の+8.0%を上回り、インフレのピークアウトへの期待は後退した。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に大幅利上げへの思惑が広がり、幅広い売りが指数を押し下げた。


本日は戻りの鈍い値動きか。13日のCPIを受け、連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めを加速させFOMCで利上げ幅を0.75%から拡大するとの見方が浮上。今晩も金利先高観を手がかりとした売りが先行しそうだ。ただ、今晩の生産者物価指数(PPI)はCPIに続き前月の伸びを下回る見通しで、極端な下げを回避する見通し。とはいえ、明日の小売売上高など経済指標は弱い内容が予想され、自律反発狙いの買いにとどまり戻りは鈍いだろう。


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