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NY為替:世界経済指標が悪化、景気後退懸念強まる


23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円62銭から134円27銭まで下落し、134円95銭で引けた。米国の6月製造業PMI速報値が新型コロナパンデミック発生で経済封鎖した直後の20年7月以来で最低に落ち込み、さらに、6月カンザスシティ連銀製造業活動も2020年12月来で最低となる低調な結果を受け、景気後退懸念が強まり債券利回り低下に伴うドル売りに拍車がかかった。パウエル議長の下院金融サービス委員会証言での発言「食料品や燃料費の上昇で軟着陸がより困難になる」もドル売り圧力となった。その後、議長が22年下半期の成長が比較的強いと楽観的な見解を示し、景気後退は必然とは思わないと言及したため、ドル売りが後退。

ユーロ・ドルは1.0490ドルから1.0554ドルまで上昇し、1.0524ドルで引けた。ユーロ・円は142円53銭から141円42銭まで下落。世界経済指標が悪化し景気後退懸念強まりリスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは1.2216ドルから1.2294ドルまで上昇後、反落。ドル・スイスは0.9657フランから0.9568フランまで下落した。

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