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注目銘柄ダイジェスト(前場):パレモ・HD、明和産、ニチリョクなど


FPG<7148>:793円(+41円)
大幅続伸。海上輸送用コンテナを対象とした総額約376億円のリースファンド事業を組成したと発表している。対象となる海上輸送用コンテナ数は60500個となり、海上輸送用コンテナを対象としたリースファンド事業において、過去最大規模の組成となるようだ。コンテナ船および海上輸送用コンテナの需要が高まっていることの現れとみられる。当面の業績成長期待の再燃などにもつながる形のようだ。


イマジカG<6879>:716円(+17円)
大幅反発。前日に業績予想の修正を発表している。のれんや固定資産の減損損失、約14億円を特別損失に計上することで、純利益は従来予想の25億円から18億円に下方修正。一方、営業利益は20億円から28億円に上方修正、本業の上振れを評価する動きが優勢に。前期は10.8億円の赤字であった。国内・海外共に動画配信事業者向けのE2Eサービスが引き続き好調、音楽ライブ収録やCM制作の受注も好調に推移しているもよう。


パレモ・HD<2778>:164円(+34円)
大幅続伸。前日に22年2月期の決算を発表、営業損益は7.1億円の赤字となり、第3四半期決算時に下方修正した水準での着地に。一方、23年2月期は3.5億円の黒字に転じる見通しとなっている。300円均一ショップの拡大、不採算店舗の大幅な退店断行による収益性改善などを見込んでいるもよう。また、25年2月期までの中期計画も発表、最終年度は営業利益9億円を目標としている。


明和産<8103>:930円(-225円)
大幅続落で下落率トップ。配当権利落ちの影響が最も強まる形になっている。22年3月期は期末配当が71円、年間配当が118円であり、前日終値ベースで配当利回りは10.2%の水準であった。22年3月期は配当性向200%を上回る水準であるが、基本的には50%を目安としている。23年3月期の配当水準は大幅に引き下がる可能性が高いとみられており、処分売り圧力は他の高配当利回り銘柄と比較しても強まる状況に。


郵船<9101>:9860円(-1250円)
大幅反落。本日は3月末の配当権利落ち日となっており、高配当銘柄の同社などには処分売りの動きが先行している。22年3月期の期末配当金は1000円、年間配当金は1200円で前日終値ベースでの配当利回りは10.8%の水準であった。大幅に上昇した海運市況のピークアウトも想定される中、23年3月期以降の配当水準低下懸念なども拭えないようだ。商戦三井も同様に売り優勢の展開となっている。


MacbeeP<7095>:6490円(+750円)
大幅に続伸。SaaS開発会社のLeanGo(東京都品川区)とAIを活用したデジタル広告の改善を目的に業務提携したと発表している。Macbee Planetのwebホスピタリティツール「Robee」を活用して表示されるデジタル広告の修正内容や改善結果実績をAIなどで分析し、コンバージョンレート(サイト訪問者の顧客転換率)改善施策を自動提案するLeanGoのサービス「dejam」で最適な改善策を提示するサービスを共同で開発する。


ズーム<6694>:1238円(+48円)
大幅に続伸。5万株(0.75億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.2%。取得期間は4月1日から5月25日まで。株主還元と資本効率の向上を図るとともに将来の機動的な資本政策を遂行することが目的。ズーム株は2月24日に昨年来安値を記録した後は底堅く推移しており、下値固めが終わったとの見方も買いを支えているようだ。


ニチリョク<7578>:130円(+18円)
大幅高。25年3月期の営業利益目標を4.30億円とする中期経営計画を発表している。22年3月期予想は2.60億円(決算短信では2月10日時点で2.16億円)。基本目標として総合シニアライフサポート企業への転換を目指しながら、株価を意識した企業価値の向上及び株主への還元、全てのステークホルダーへの利益最大化実現を掲げた。具体的には、お墓事業で販売数を増加させるほか、葬祭事業で施工件数の増加と単価アップを図るとしている。 <ST>
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