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米国株見通し:下げ渋りか、明日の雇用統計を見極め


(16時50分現在)

S&P500先物      4,403.25(+8.50)
ナスダック100先物  15,089.75(+16.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は70ドル高。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


4日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックは3日続伸となったが、S&Pとともにマイナスへ転じたダウは300ドル超安の34792ドルで取引を終えている。過去最高値圏での推移により利益確定売りが出やすいなか、この日発表されたADP雇用統計が予想を大幅に下回り、正常化期待の後退で売り先行。その後のISM非製造業景況指数は強含んだが、足元で発表された低調な経済指標で景気減速への懸念が強まり、指数を下押しした。


本日は下げ渋りか。長期金利の低下は株買い材料だが、足元では減速懸念を反映しており、金利安が進めば株売りが進む可能性があろう。今晩も引き続き雇用情勢が焦点。新規失業保険申請件数が4日のADP統計に続き弱い内容となれば、正常化を期待した買いは後退しそうだ。ただ、今週発表されたISM製造業景況指数や同非製造業景況指数の雇用指数は改善しており、明日の雇用統計を見極めたいムードで一段の売りは仕掛けづらいだろう。


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