東京為替：1ドル108円70銭台、NRIが五輪中止で損失は1兆8000億円試算

午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=108円70銭台で推移。野村総合研究所（ＮＲＩ）の元日銀審議委員の木内エグゼクティブ・エコノミストは、東京オリンピック・パラリンピック中止の場合の経済的損失は1兆8000億円と試算したとロイターが報じている。試算は海外客を受け入れず、国内客を無制限に受け入れる条件では1兆8000億円の経済効果があり、中止ではそれが失われるとの見方で計算を行ったもようだ。なお、無観客の損失は1470億円と試算。

一方、東京株式市場は日経平均が189.37円高で本日の取引を終了した。米ナスダックが上昇した流れを受けて、半導体関連株が堅調に推移し相場をけん引したが、東証1部では値下がり銘柄数が1438、値上がり銘柄が667と値下がり銘柄の多さが相場の上値を抑え、伸び悩みしたようだ。


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