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注目銘柄ダイジェスト(前場):夢みつけ隊、中部飼料、サンマルクHDなど


メディパル<7459>:2079円(+19円)
反発。英投資ファンドのシルチェスターが5.05%の株式を保有したことが分かったと伝わっている。保有目的として、増配や金庫株消却など資本政策の変更を要求することがあるともされており、株主還元拡充につながっていくとの期待感などが高まっているもよう。また、シルチェスターでは、アルフレッサHDやスズケンなど他の医薬品卸の株式も買い進めており、業界再編などへの思惑も高まる状況とみられる。


サンマルクHD<3395>:1539円(-105円)
大幅反落。アドバンテッジアドバイザーズとの事業提携を発表、第三者割当増資を実施して約70億円を調達する。経営環境が厳しい中で、経営基盤の強化や資金確保を目的とする。調達資金は新規出店や店舗の改装費用、新業態のM&Aなどに充当するようだ。新株予約権とCBを発行、当初行使価額、当初転換価額は1662円であり、この価格で全て行使、転換された場合の希薄化は18.36%となる。


中部飼料<2053>:1256円(-135円)
大幅続落。伊藤忠商事、および伊藤忠飼料との資本提携解消を発表している。株式売出を通じて、伊藤忠、伊藤忠飼料、伊藤忠食糧が保有する全株式を売却する計画。3社の保有株式数は、発行済み株式数の6.95%に当たる211万1400株となっている。ほか、金融機関各社を含めて278万株の売出を実施する。また、オーバーアロットメントによる売出を上限41万7000株で実施する。目先の需給懸念が反映される動きとなっている。


スター・マイカ・ホー<2975>:1095円(+55円)
大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来の16億円から22.2億円、前年同期比35.0%増に引き上げ。リノベーションマンション市場が活況である中、積極的な販売戦略が奏功して、販売戸数や販売利益率がともに想定を上回っているもよう。第1四半期は同5.1%増益にとどまっていたため、想定以上の収益拡大と捉えられている。通期増益転換の可能性なども高まってきたとの見方が優勢に。


東エレク<8035>:46110円(+240円)
続伸。前日の米国市場ではハイテク株が買われ、SOX指数は2.6%の上昇となっている。東京市場でも同社やアドバンテストなど半導体製造装置に買いが先行している。また、半導体製造装置の世界最大手アプライドマテリアルズが決算を発表、5-7月期売上高見通しは約59.2億ドルで、市場予想の55.2億ドルを上回っている。EPSも市場予想を上振れへ。ただ、株価は時間外取引で買い先行後に伸び悩む場面も。


テリロジー<3356>:552円(+22円)
大幅に4日続伸。62万5000株(2.5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.77%。取得期間は21日から7月15日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図ることが狙い。取得した自社株は従業員に交付する特定譲渡制限付株式に充当する予定。


アクシス<4012>:3960円(+170円)
大幅に3日ぶり反発。6月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えることで株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。また、21年12月期第2四半期から連結決算に移行し、通期の営業利益予想を3.92億円とした。前期比8.3%増の3.80億円としていた個別予想は取り下げる。


夢みつけ隊<2673>:171円(+42円)
年初来高値。21年3月期の営業損益を前期比423.5%増の0.24億円の黒字と発表している。純損益は1.89億円の黒字(前期実績は0.38億円の赤字)となった。通信販売の需要が高まっていることに加え、販売用不動産を売却したことから利益が拡大した。持分法適用会社の投資利益が前期を上回ったことも黒字転換に寄与した。22年3月期の業績予想は非開示。 <ST>
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