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注目銘柄ダイジェスト(前場):東京通信、スター・マイカ・ホールディングス、第一生命HDなど


川崎船<9107>:2577円(+42円)
反発。前日に業績予想修正を発表している。営業損益は据え置いているものの、経常利益は従来予想の500億円から750億円に上方修正、持分法適用会社ONEの運営するコンテナ船事業が大幅に上振れる見込みのようだ。コンテナ船事業に対する期待は高まってきていたが、第3四半期決算時の大幅上方修正(0→500億円)に続く上振れとなっており、主力株堅調な地合いのなか、ポジティブな反応が先行している。


日本エンター<4829>:257円(-16円)
伸び悩んで大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は2億円で前年同期6.3%増益、上半期は同43.0%減と大幅減益であったが、一転して増益に転じる形になっている。中古端末買取販売などが急速に取扱件数を伸ばしているもよう。ただ、通期計画は27.2%増益であり、もともと下半期からの回復が期待されていたため、短期的な出尽くし感とも受け止められる形になっているようだ。


スター・マイカ・ホールディングス<2975>:1346円(+132円)
スターマイカ<2975>は急伸。前日に第1四半期決算を発表、経常利益は9.7億円で前年同期比33.5%増益、上半期は減益計画であり、想定以上の順調スタートと捉えられているもよう。主力のリノベマンション事業が順調に推移しているほか、営業外ではデリバティブ評価損の一巡が寄与した。また、発行済み株式数の1.4%に当たる25万株、3億円を上限とする自己株式の取得実施も発表、取得期間は本日から1年間としている。


第一生命HD<8750>:2089.5円(+187.5円)

急伸。前日に発表した大規模な自己株式の取得発表が好感されている。発行済み株式数の15.25%に当たる1億7000万株、2000億円を取得上限としており、取得期間は4月1日から22年3月31日まで。取得株式は原則として消却を予定としている。期待以上の株主還元と捉えられているもよう。また、中期計画では24年3月期グループ修正利益を2500-2800億円としている。


EAJ<6063>:1394円 カ -
ストップ高買い気配。厚生労働省から「入国者等健康フォローアップセンター業務」を受託したと発表している。契約金額は約22.10億円の見込みで、契約期間は3月31日から22年3月31日まで。位置情報確認アプリケーションやビデオ通話アプリなどを活用して入国者の健康観察や居所確認を実施するほか、多言語対応支援で医療機関や宿泊療養施設での入退院の調整や健康状態の確認、医療保険など関連事務をサポートする。


サイジニア<6031>:1374円 カ -
ストップ高買い気配。ECサイト内検索などデジタルマーケティングソリューションを提供するZETA(東京都世田谷区)と経営統合すると発表している。検索連動広告など広範囲にわたって事業展開し、シナジーの最大化を図る。サイジニアが株式交換完全親会社、ZETAが株式交換完全子会社となり、ZETA株1株に対してサイジニア株125株を割当交付する。株式交換の効力発生日は7月1日の予定。


東京通信<7359>:1910円(+267円)
大幅に続伸。相談サービス「カリス」の企画・運営を手掛けるティファレト(東京都渋谷区)を完全子会社化し、コミュニケーションプラットフォーム事業を新たな事業として開始すると発表している。サイバーエージェント<4751>傘下のCAM(同)からティファレト株60株を取得する。取得価額は20.08億円で、みずほ銀行から借り入れる。株式取得が連結業績予想に与える影響は精査中としている。 <ST>
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