米週次新規失業保険申請件数、過去8週間で3600万件へ、ドル反落

米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数は前週比19.5万件減の298.1万件と予想250.0万件を上回り、過去8週間で3600万件に達した。失業保険継続受給者数は2283.3万人と前回2237.7万人から増加したものの予想2512万人を下回った。

同時刻に発表された4月輸入物価指数は前月比−2.6％と、3月−2.4％に続き3カ月連続のマイナスで金融危機時2008年12月来で最大の下落となった。予想-3.2％は下回った。前年比では−6.8％と、やはり3カ月連続のマイナスとなったほか、下落率は2015年12月来で最大。ただ、予想-7.4％は上回った。

悲惨な結果に失望しドル買いが後退。ドル・円は107円10銭の高値から106円95銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0755ドルの安値から1.0793ドルまで上昇した。

【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数：298.1万件（予想：250.0万件、前回：317.6万件←316.9万件）
・米・失業保険継続受給者数：2283.3万人（予想：2512万人、前回：2237.7万人←2264.7万人）
・米・4月輸入物価指数：前月比−2.6％（予想：-3.2％、3月：−2.4％←-2.3％）
・米・4月輸入物価指数：前年比−6.8％（予想：-7.4％、3月：−4.2％←-4.1％）



＜KY＞