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今日の為替市場ポイント:米9月利下げを想定してドル買い抑制も


3日のドル・円相場は、東京市場では106円39銭から105円92銭まで反落。欧米市場でドルは106円31銭まで買われた後に105円74銭まで反落し、105円95銭で取引を終えた。

本日4日のドル・円は106円を挟んだ水準で推移か。米9月利下げを想定して、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される見込み。

米供給管理協会(ISM)が3日発表した8月ISM製造業景況指数は49.1と、予想に反して、2016年8月以来の50割れとなった。内訳では雇用指数と新規受注が悪化。8月の雇用指数は7月の51.7から47.4、8月の新規受注は7月の50.8から47.2にそれぞれ低下した。市場関係者の間では、雇用と新規受注は9月も50を下回る可能性が高いと予想されている。

ISMは「企業信頼感が著しく低下」、「貿易は引き続き最大の課題で、輸出向け新規受注が大きく落ち込んだ」と指摘している。また、市場関係者からは「製造業活動がただちに拡大に転じることは期待できない」、「個人消費が弱含みとなった場合、米国経済は著しく減速する可能性がある」との声が聞かれており、今月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.50ポイントの利下げが決定される可能性は否定できなくなった。




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