マザーズ先物見通し：やや買い先行も、マザーズ物色低調でもち合い継続か

本日のマザーズ先物は、前日の米株高を受けて投資家心理が幾分上向き、やや買いが先行しそうだ。ただ、現行水準でのもち合いが続くだろう。前日の米国市場では、米中通商協議の進展期待などからNYダウが177ドル高と続伸し、過去最高値に迫った。日経平均も前日は204円高とやや強い動きを見せたが、半導体関連などの景気敏感株や指数寄与度の大きいソフトバンクＧ<9984>がけん引役となっており、内需株中心のマザーズ市場への影響は限られた。マザーズ売買代金は22日が649億円、23日が758億円と推移しており、個人投資家のマザーズ銘柄物色は低調。マザーズ銘柄の先高期待が高まらなければ、マザーズ先物の買いも限定的なものとなるだろう。本日から4-6月期決算発表が本格化するため、主要企業の業績動向に市場の関心が向かいやすくなることも念頭に置いておきたい。上値のメドは885.0pt、下値のメドは870.0ptとする。

＜HK＞