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今日の為替市場ポイント:米国株高などを意識して円買い抑制も


20日のドル・円相場は、東京市場では110円55銭から110円94銭まで上昇。欧米市場でドルは110円95銭から110円63銭まで下げたが、110円85銭で取引を終えた。

本日21日のドル・円は、主に110円台後半で推移か。米国株高や米長期金利の上昇を意識して、リスク回避的な円買いは抑制される見込み。

20日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(1月29−30日開催分)によると、バランスシート縮小を年内に停止することで参加者の認識はおおむね一致していたことが明らかとなった。しかしながら、年内の利上げ停止に関しては「フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを年内どのように調整するのが適切か、まだ明確になっていない」と記されていた。

市場参加者の間では、「追加利上げが行なわれるとすれば年後半になる」との見方が多く、「年内に追加利上げを行なうことは難しい」との意見も少なくない。米雇用市場は拡大を続けているものの、企業景況感は強弱まちまちであり、生産や個人消費に関する指標は弱くなっていることから、追加利上げを急ぐ必要はなくなっている。20日の米国株式はやや上昇したが、今後発表される米経済指標の多くが市場予想を下回った場合、米国株式の先高観は大幅に後退し、ドルの上値は再び重くなる可能性がある。




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