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FANG銘柄への資金流入継続によるセンチメントの下支えに期待【クロージング】


3日の日経平均は反発。12.65円高の22525.18円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。2日の米国市場では、米中貿易摩擦への警戒感から上値の重さが意識されたが、アップルの決算評価が続いており、FANG銘柄などハイテク株が下支えする格好となった。この流れを受け買いが先行し、寄り付き直後には一時22613.50円まで上げ幅を広げる局面もみられた。しかし、米中貿易摩擦への警戒感や米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えていること、さらに個別ではトヨタ<7203>の決算を見極めたいとする模様眺めムードが強まり、こう着感の強い相場展開となった。トヨタ決算はコンセンサスを上回り、一時強含みとなったことで安心感につながるものの、その後のトヨタの弱い値動きがセンチメントを冷ます格好にもなった。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは精密機器、石油石炭、鉱業、輸送用機器が小じっかりな半面、食料品、海運、鉄鋼、銀行、保険の弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、スズキ<7269>、ファナック<6954>、東エレク<8035>が下支えとなっている。

日経平均は結局は足元のもち合いレンジでの推移が続いた。米中貿易摩擦への警戒感からオーバーウィークのポジションは取りづらく、想定内のこう着といったところであろう。米中間選挙までは駆け引き等が続くとみられ、米中貿易摩擦に関しては引き続き一喜一憂する状況が続きそうである。また、サマーシーズンから参加者も積極的な売買は手控えてくる可能性もある。明確な方向感が出難い需給状況でもあり、短期筋の値幅取り狙いの商いが中心になりやすいだろう。まずはアップルを中心としたFANG銘柄への資金流入継続によるセンチメントの下支えに期待したいところである。



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