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決定会合通過、NT修正の巻き戻しも持続性を見極め【クロージング】


31日の日経平均は小幅に上昇。8.88円高の22553.72円(出来高概算19億7000万株)で取引を終えた。米株安の流れのほか、日銀の金融政策決定会合の結果待ちの中、政策修正への思惑から、寄り付き直後には一時22352.21円まで下げ幅を広げる局面もみられた。注目の金融政策決定会合の結果では、長期金利の誘導目標を「ゼロ%程度」とする方針は維持した一方、「金利は経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうるものとする」と明記した。また、金融緩和の持続性を確保する観点から「政策金利のフォワードガイダンス」の導入も決定。当面、「現在の低い長短金利の水準を維持することを想定している」と明記している。ETFでは、TOPIX型の買い入れ額を増やすことも決めた。

9割方織り込まれている状況下、足元でみられていたNT(日経平均/TOPIX)修正に伴う巻き戻しの動きが強まり、銀行が失速する一方で指数インパクトの大きい値がさ株の一角が強含む格好となり、日経平均は22600円を回復する局面もみられている。その後は黒田日銀総裁の会見を見極めたいとする模様眺めのほか、米アップルの決算も控えていることもあり、こう着感の強い相場展開の中、辛うじてプラスで終えている。セクターでは海運、ゴム製品、鉱業、倉庫運輸が小じっかり。半面、その他金融、銀行の弱さが目立つ。

NT修正の巻き戻しからファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ファナック<6954>、塩野義<4507>、京セラ<6971>などが日経平均を支える格好となった。ただ、短期筋のクローズの動きにもみえるため、米アップルの決算のほか、これを受けたFANG銘柄の動向を見極めたいところであろう。FANG銘柄からの資金流出が継続するようだと、世界的な需給の流れにも変化をもたらす可能性もあるとみられる。また、決算発表がピークを迎えており、機関投資家は積極的には動きづらいところであるため、引き続き短期のヘッジファンド等の需給に振らされやすい状況は続きそうである。



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