マザーズ先物見通し：SQを控えた思惑的な売買に注意

本日のマザーズの先物は、米国株安を嫌気した売りと円高一服を映した買いが交錯するなか、方向感の定まらない展開になりそうだ。コーン米国家経済会議（NEC）委員長の辞任発表が嫌気されNYダウは反落した一方で、円相場は良好な米経済指標などを映したドル買い戻しとなり、円は1ドル＝106円台前半へと円高が一服している。前日のマザーズ先物はコーン氏辞任の影響を先取りする形で織り込んだ形となったうえ、FRBが発表したベージュブックでは緩やかな経済成長が継続していることが示されていることから、外部環境はひとまず好転した格好といえよう。ただ、明日のSQ算出日を控えるなか、仕掛け的な売買が警戒されるほか、本日から日銀金融政策決定会合や海外でも欧州中央銀行（ECB）定例理事会などがあるだけに、全体としては小幅な値動きにとどまりそうだ。本日の上値メドは1210.0pt、下値メドは1165.0ptとする。


＜SK＞