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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は年初来高値を意識、マザーズの出遅れに着目も


19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は年初来高値を意識、マザーズの出遅れに着目も
・ドル・円は111円48銭、切り返し、日本株の強含みで
・値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はファーストリテ

■日経平均は年初来高値を意識、マザーズの出遅れに着目も

日経平均は大幅に続伸。288.06円高の20197.56円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えた。18日の米国市場はNYダウが7営業日続伸となり、連日で最高値を更新。金融やハイテクセクターが選好されており、支援材料となった。また、各メディアが「安倍首相が28日召集の臨時国会冒頭にも衆議院を解散する意向を固めた」と報じるなか、政策期待が高まる格好に。

寄付き段階で2万円の大台を回復した日経平均は、その後もじりじりと上げ幅を広げており、前引け間際には一時20204.30円と7月11日以来の水準を回復している。セクターではその他製品、保険、海運、その他金融、証券、銀行、輸送用機器、非鉄金属、石油石炭が上昇。半面、水産農林、パルプ紙が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。

日経平均はマドを空けての上昇から、一気に価格帯別出来高で商いが積み上がっている20000-20200円レベルの上限を捉えてきている。次第に戻り待ちの売り圧力が警戒されてくるほか、北朝鮮情勢なども重しになりやすいとみられる。ただし、足元での急ピッチの上昇によって売り方の買戻しも強まっているほか、インデックス主導ながら海外勢の需給にも変化が見られている。衆院解散による政策期待も高まりやすく、売り方の買戻しが需給を押し上げてきそうだ。

物色としては、金融やハイテクセクターに注目。また、リバウンド基調が強まり、日経平均が年初来高値を意識しているなか、足元で調整が強まっていたマザーズなどにはリバウンド狙いの資金が流入しやすいだろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は111円48銭、切り返し、日本株の強含みで

19日午前の東京外為市場で、ドル・円は切り返し。米金利の低下でドル売り先行となったが、その後は日本株の強含みで円売りに振れた。

ドル・円は、米10年債利回りが2.214%まで低下したのに伴い、一時111円37銭まで下落。その後、米金利が下げ止まったほか、日経平均株価が20000円の大台を上抜けたことが好感され、リスク選好的なドル買い・円売りの流れに。

ドルは正午にかけて朝方の高値を上抜け、111円60銭台に切り返した。ランチタイムの日経平均先物は250円超高の堅調地合いが続き、目先の日本株高継続を期待した円売りがドルを押し上げる見通し。

12時25分時点のドル・円は111円48銭、ユーロ・円は133円43銭、ポンド・円は150円66銭、豪ドル・円は88円84銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・メディアシーク<4824>や明豊エンター<8927>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>


■経済指標・要人発言

・カーニー英国中央銀行総裁
「今後数か月間でいくらかの引き締めが必要となる可能性」
「英国中央銀行の利上げは限定的、緩やかなものに」
「Brexitは貿易を通じデフレの影響、雇用やポンドを通じてインフレの影響を与える可能性がある」
「見通しに著しいリスクが存続」
「英国のGDPは、2018年中旬までG7諸国の平均を下回る」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし



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