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今日の為替市場ポイント:原油先物反落などを意識してリスク選好の円売り抑制も


5日のドル・円相場は、東京市場では112円83銭から113円58銭まで上昇。欧米市場でドル・円は113円69銭まで買われた後に112円99銭まで下落し、113円24銭で取引を終えた。

本日6日のドル・円は113円前後で推移か。原油先物相場の反落や米長期金利の伸び悩みを意識して、リスク選好のドル買い・円売りはやや抑制される見込み。

5日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(6月13-14日開催分)によると、FOMCメンバーの間で物価見通しや利上げペースについて意見が分かれていたことが確認された。何人かは8月末までに、米国債や住宅ローン担保証券(MBS)の保有資産を縮小する旨を公表したいとの意見を表明したが、残りのメンバーは年内のより遅い時期まで待つ意向を示していたようだ。

インフレについては、大半のメンバーは、最近の軟調なインフレ指標は特異的な要因によるとの見方を示していた。何名かは物価上昇のペースは鈍化しており、最近の弱いインフレ率が長引く可能性があると指摘したようだ。

市場関係者の間では、バランスシートの縮小作業が開始されるのは10月か11月との見方が多かった。しかしながら、6月時点でバランスシートの縮小開始時期は定まっていないことが判明したことから、バランスシートの縮小作業が開始されるのは12月になるとの見方が浮上している。バランスシートの縮小開始が12月になっても米金利見通しは変わらないとみられているが、7月以降におけるインフレ関連指標の多くが予想を下回った場合、バランスシートの縮小開始時期はより流動的となり、米金利見通しにも影響を与える可能性がある。




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