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個別銘柄戦略:都議選の投開票日前で、メディア報道に振らされやすい、総会内容を受けた株価動意も


底堅い相場展開が意識されそうだ。米国市場はまちまちだったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の20185円、円相場は1ドル111円85銭辺りとやや円安に振れているほか、原油相場が3営業日続伸でリバウンドをみせていることが材料視されそうだ。ただし、底堅さが意識されるものの、株主総会シーズンのなか機関投資家は積極的には動けず、上値追いは慎重となる。また、7月2日には都議会議員選挙の投開票となるため、世論調査などメディア報道に振らされやすく、こちらも手掛けづらくさせる要因である。

とはいえ、個人主体の投資意欲は高く、物色対象についてはゲーム株への循環物色が依然として活発である。過熱警戒感が高まっている銘柄等から出遅れ、低位、割安といった銘柄への資金シフトも意識されてきている。そのほか、株主総会についても、個人主体の銘柄については総会内容を受けた株価動意がみられており、物色意欲の強さが窺える。格上げや強気格付けが観測されるところでは、リコー<7752>、タツタ線<5809>、ディスコ<6146>、HOYA<7741>のほか、ターゲット引き上げでは日本オラクル<4716>、GSユアサ<6674>などが注目される。



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