
<マイナビオールスターゲーム2025:全セ7-10全パ>◇第2戦◇24日◇横浜
全パのコーチを務めた日本ハム新庄監督が19年ぶりの球宴を大満喫した。三塁コーチに立って約160万円の特注「電光掲示サングラス」でスクイズのサインを出すなどした第1戦から一夜明け、第2戦は試合開始直前にサプライズ。98年に横浜を日本一に導いた佐々木氏と谷繁氏のバッテリーによる始球式に打者役で登場。豪快な空振りで沸かせ、投球した佐々木氏とはマスクを取って握手を交わした。
試合では前夜とは打って変わって、ずっとベンチから戦況を見つめた。第1戦後に「もう(主役は)選手ですよ」と言っていた通り、有言実行で全パの後輩スターたちを見守った。「楽しい、楽しい」と振り返った。
ソフトバンク小久保監督から依頼され、発案した「ガラポン打線」は2戦連続で大躍動。第1戦は9安打5得点、第2戦は15安打10得点で全パが連勝。普段は辛口評価する清宮幸の活躍に「MVPおめでとう。この4年間で(今)一番いいんじゃないですか。オールスター選手の仲間入りしたっていうような姿にも見えましたね」と喜んだ。久しぶりに夢の舞台に戻ってきた希代のエンターテイナー指揮官が、存在感を存分に発揮した。