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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反発、イベント通過後の仕切り直し意識による押し目拾い


14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反発、イベント通過後の仕切り直し意識による押し目拾い
・ドル・円は110円02銭、下げ渋り、米利上げ織り込み売りは限定的
・値上がり寄与トップは京セラ、同2位はユニー・F


■日経平均は反発、イベント通過後の仕切り直し意識による押し目拾い

日経平均は反発。20.34円高の19919.09円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えた。13日の米国市場では、足元で売り込まれていたハイテク株に買い戻しの動きが広がり、NYダウ、ナスダックともに上昇。この流れを引き継ぐ格好から、日経平均は反発して始まると、寄付き直後には一時20009.93円と節目の2万円を回復する場面もみられた。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする流れから上値追いは慎重とみられ、買い一巡後はこう着感の強い相場展開となっている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは空運、その他製品、陸運、精密機器がしっかり。一方で、石油石炭、鉄鋼、保険、海運、非鉄金属、化学が小安い。売買代金上位では任天堂<7974>、小野薬<4528>、ファナック<6954>、ローム<6963>、PD<4587>、キーエンス<6861>が堅調。

日経平均は朝方に節目の2万円を回復した後は上げ幅を縮めており、5日線レベルでの攻防をみせている。FOMCの結果待ちの中では想定されたこう着であろう。また、ハイテク株がしっかりではあるが、米テック株の流れをもうしばらくは見極めが必要であり、積極的に押し目も拾いづらいところである。メガバンクは、買い先行後はマイナス圏での推移であるが、米金融改革への思惑から押し目を拾う動きがみられてくるかが注目される。

その他、中小型株物色が活発であるが、資金回転が速く、逃げ足の速さから値動きの荒さも目立ってきている。もっともイベント前のポジション圧縮であれば、イベント通過後の仕切り直しが意識されやすい。押し目拾いのスタンスになろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は110円02銭、下げ渋り、米利上げ織り込み売りは限定的

14日午前の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。日本株は伸び悩んでいるが、米利上げを織り込みドル売りは限定的となった。

ドル・円は、日経平均株価の20000円回復を受け、一時110円13銭まで上昇した。その後、日経平均が失速し再び20000円を割り込んだことでドル買いは一服し、一時109円96銭まで下げる場面もあった。

ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが確実視されるため、引き続き下値の堅い展開となっている。目先もドルは売りを仕掛けにくいため、底堅い値動きが続きそうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円96銭から110円13銭、ユーロ・円は123円31銭から123円44銭、ユーロ・ドルは1.1207ドルから1.1215ドルで推移した。

12時29分時点のドル・円は110円02銭、ユーロ・円は123円39銭、ポンド・円は140円25銭、豪ドル・円は82円97銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・ジーエヌアイ<2160>、システムディ<3804>などがストップ安

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップは京セラ<6971>、同2位はユニー・F<8028>となり、2銘柄で日経平均を約22円押し上げ

・トランプ米大統領
「上院は素晴らしいヘルスケア案に取り組んでいる」
「オバマケアを撤廃」
「失業率が16年ぶりの低水準に達するなど、経済は良好」
「経済はより良くなる」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・特になし

<海外>
・15:00  独・消費者物価指数改定値(5月)  -0.2%  -0.2%



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